すばる望遠鏡・観測研究体験企画のご案内

2018年6月5日

国立天文台ハワイ観測所長
同すばる室長

1.企画の趣旨と内容


 すばる望遠鏡の建設と観測装置の開発、それらを用いた観測には、これまで多くの大学院生が参加してきました。今後も若手のこうした活動を推進するべく、すばる望遠鏡を用いた観測研究に興味をもつ意欲ある学部学生を対象に、実際に観測の一連の流れを体験することで観測の方法について学んでいただく機会を設けました。同時にこの企画が、みなさん自身が観測天文学の研究に向いているのかどうかを判断するよいチャンスとなっていただければと考えています。また、すばる望遠鏡側としても、教科書にとらわれない柔軟な発想で観測手法について考察できる、将来の「すばるヘビーユーザー」の芽を発掘し、育てていきたいと考えています。
 本年度のこの企画では、予め用意されている観測テーマに基づき、観測準備から実際にすばる望遠鏡や観測装置を動かして観測を実行するところまですべて、参加者の責任で遂行していただきます。

2. 開催要項

(a)実施時期

2018年8月27日(月):国立天文台 三鷹キャンパスでの事前セミナー
2018年10月20-25日(予定):ハワイ島すばる望遠鏡での観測体験

(b)対象

大学院に進学して天文学研究を行う希望を持つ、意欲ある学部生を対象とします。募集人数は5-8名程度。

(c)募集及び参加者の選考方法

 参加を希望する学生が、下記の応募書類を作成し提出してください。その際、指導教員あるいは学科長などの推薦者(意見を聞くことのできる人)の名前を明記してください。推薦者は大学または研究機関の常勤職員の方が望ましく、応募前に必ず了解を取ってください。応募が多い場合には、その中から特に強い志望動機を持った学生を選抜し、企画に参加していただきます。選考にあたっては、学部4年生よりも、進路の決まっていない3年生(またはそれ以下)を優先します。将来の大学院進学を希望していなくても、強い理由がある場合には、それを明記の上応募してください。

(d)応募〆切

2018年7月24日(火) 正午(日本時間)必着
8月上旬までに採否通知をする予定です。

(e)企画内容
(e-1) 三鷹事前セミナー

採択された方は、8月27日(月)国立天文台・三鷹キャンパスにて実施される望遠鏡・観測装置・観測手法についての事前セミナーに参加し、観測準備を進めてもらいます。事前セミナーは参加者一人一人による発表を交えて行います。採否通知の際に発表テーマをお知らせしますので、予習・発表準備をしておいてください。遠隔地の大学に在学していてセミナーに参加する場合、その旅費は国立天文台が負担します。

(e-2) ハワイ渡航

渡航スケジュール予定(2018年10月):

  • 第1日目:20日(土):日本(各空港)発、ハワイ島ヒロ着。マウナケアの中間宿泊所(ハレポハク)に移動、宿泊。 
    第2日目:21日(日):夜間に約1時間、観測を実施。終了後ハレポハク宿泊。
    第3日目:22日(月):山頂に上がり、山頂施設を見学。その後下山し、ヒロで宿泊。
    第4日目:23日(火):山麓施設の見学・説明およびデータ解析。
    第5日目:24日(水):ヒロ発
    第6日目:25日(木):日本着

  • *観測は高分散分光器(HDS)を用いて行い、データ解析も可視高分散分光データを取り扱う予定です。
    *以上の実施具体案は、詳細を詰める段階で多少変更の可能性があります。
    *悪天候の場合は予定通りの観測ができない場合もあります。
    *参加者全員について、本企画から学び取った内容について、後日レポートを提出して頂きます。


(e-3) データ解析

観測直後にハワイ現地でのデータ解析を行います。それに加えてハワイから帰国後、日を改めて、参加可能な有志が集まって、より詳細なデータ解析を三鷹で行うことも検討しています。

(f)経費について

ハワイまでの航空券代は国立天文台が負担しますが、ハワイでの滞在費(宿泊費・食費等500-600ドル程度)を自己負担いただきます。

3.提出書類


書式はとくに定めませんが、以下の内容を日本語(または英語)で、A4サイズ 4ページ以内にまとめて提出して下さい。採否の審査にはこの書類を参考にします。推薦書はこの段階では特に必要ありません。

Emailで提出される際には、ファイル名は以下の形式にしてください。

 ファイル名形式:last name_first name (例:taro_subaru.pdf) 

  • ・参加希望者 氏名(ふりがな、およびパスポート記載(予定)のローマ字)、性別、所属、学年、連絡先 (住所、電話、E-mail)、日本国籍でない方は国籍も記入
  • 推薦者 (意見を聞くことのできる人)の氏名、連絡先 (住所、電話、E-mail)
  • 今現在、天文学で興味のある問題
  • 将来の研究への抱負
  • 今回のすばる体験企画から学びたいこと
  • 本企画に参加する上での自分のアピールポイント

4.応募・問い合わせ先


本企画への応募・問い合わせにつきましては、E-mail (推奨)、FAXまたは郵便のいずれかで、以下の宛先にお願いします。

  • E-mail: subaru_obs_school アットマーク optik-ml.mtk.nao.ac.jp
  • 住所: 〒181-8588 東京都三鷹市大沢2-21-1 国立天文台すばる室
  • FAX : 0422-34-3527
  • 電話: 0422-34-3900 (内線 3040) (今西)


※郵送の場合は、封筒に『すばる観測研究体験企画 参加申し込み』と朱書きしてください。FAXやE-mailの場合、表紙やサブジェクトに、『すばる観測研究体験企画 参加申し込み』と明記して下さい。
4MBを超えるE-mailは受け取ることができませんので、ご注意下さい。
※申込受け取り後、こちらから返事をお送りする予定です。提出後2, 3日以内に返事がない場合には、念のため上記連絡先まで確認をお願いします。
※学部生対象の講義などをお持ちの方は、講義の最後などに当企画のアナウンスをしていただけますと幸いです。また掲示用には以下のポスターを用意しましたので、ご周知のほどよろしくお願いいたします。 Poster

すばる観測研究体験企画
三鷹側世話人:今西昌俊、川室太希、松野允郁
ハワイ側世話人:美濃和陽典、沖田博文、田実晃人、高木悠平

Last update: June 5, 2018